2018年10月16日

Takenobu Igarashi: A to Z ファンドレイジングのお知らせ


五十嵐威暢が1970年代から90年代初頭までの間に生み出した立体文字に焦点をあてた書籍「Takenobu Igarashi: A to Z」のファンドレイジングが始まりました。

版元は英国のThames & Hudson(テームズ・アンド・ハドソン)のプロジェクトVolume(ボリューム)。
今まで未公開だった版下やスケッチなどの貴重な資料をアーカイブから蔵出しし、作品写真はもちろん、五十嵐自身の言葉も数多く収録予定。(英語版)

AからZまで、五十嵐の創造を追った本になります。

スペシャルエディション(CUSTOM COVER EDITION)では好きなアルファベットを表紙に入れることが出来たり、サイン入りポスターがついてくる特典も準備されています。それぞれ、サポートの金額も変わるので、是非サイトを覗いてみてください。

なお、vol.coのファンドウェブサイトは英語のみですが、下記に日本語の解説を記載します。

ファンドが成功し出版の運びとなりましたら、2019年夏にイギリスよりお手元に書籍が届く仕組みです。

みなさまのサポートをお願いいたします。


ファンドレイジングのウェブサイトはこちらです。

Takenobu Igarashi: A to Z


1. Rewardsを選ぶ


ご支援いただく資金へのRewards(リワード=支援していただいた方々へのお返し)は、金額によってそれぞれ以下のとおりです。

Rewards
6,700円 BOOK
  • A to Z 一冊
  • クラウドファンディング限定デザインの表紙
  • お名前入れサービス
  • 制作の裏側を紹介するウェブ特別コンテンツへのアクセス

11,000円 CUSTOM COVER EDITION
  • A to Z 一冊
  • 表紙に好きなアルファベットを選べるオーダーメイドサービス
  • お名前入れサービス
  • 制作の裏側を紹介するウェブ特別コンテンツへのアクセス
  • 配送追跡サービス付き

14,000円 BOOK + PRINT
  • A to Z 一冊
  • 五十嵐威暢サイン入りA1サイズポスター
  • クラウドファンディング限定デザインの表紙
  • お名前入れサービス
  • 制作の裏側を紹介するウェブ特別コンテンツへのアクセス
  • 配送追跡サービス付き

18,500円 CUSTOM COVER EDITION + PRINT
  • A to Z 一冊
  • 五十嵐威暢サイン入りA1サイズポスター
  • 表紙に好きなアルファベットを選べるオーダーメイドサービス
  • お名前入れサービス
  • 制作の裏側を紹介するウェブ特別コンテンツへのアクセス
  • 配送追跡サービス付き

「お名前入れサービス」と「表紙用アルファベットの選択」につきましては、キャンペーンが成功し、制作が近づきました折にご希望をうかがいます。

ご希望の金額を選び、   PLEDGE   ボタンをクリックします。(Pledge=支援者から提供される資金)
表示が薄くなっているリワードは、すでに申し込み数に達してしまったもので、選択できません。

選ばれたリワードは、ショッピングカートに入り、ボタンは   PLEDGE   から   VIEW IN CART   に変わります。


  VIEW IN CART   をクリックして、カートの確認ページに進みます。

2. Cart の中身を確認する



このリワードを取り消すときは Remove this item をクリックします。

リワードの数は、Quantityの  ー   +  で増減することができます。

数を変更した場合は   UPDATE BASKET   をクリックします。

クーポンコードをお持ちのかたは、Coupon codeのフィールドに入力し   APPLY   をクリックします。

このファンディングは、2018年11月29日(木)18:00世界協定時までに目標金額に達することができなかった場合には、ご支援いただいた金額を全額返金いたします。

リワード数と金額を確認し、 PLEDGE →  をクリックしてチェックアウトに進みます。

3. 発注する


チェックアウトのページでは、それぞれのフィールドに、支払いにお使いのクレジットカードに登録されている請求先の情報を半角英数字で入力します。


入力内容は以下の通りです。

FIRST NAME:クレジットカードに記載されている名前(例 Takenobu)
LAST NAME:クレジットカードに記載されている苗字(例 Igarashi)
COMPANY NAME:会社名(例 Igarashi Atelier 空白でも可)
COUNTRY:国(例 Japan)
STREET ADDRESS:番地と町の名前(例 1-1 Chiyoda)
二つ目のApartment, suite, unite etc.(optional)は空白のままでもOKです。
POSTCODE / ZIP:郵便番号(例 100-8111)
PREFECTURE:都道府県名(例 Tokyo)
TOWN / CITY:市町村区名(例 Chiyoda-ku)
PHONE:電話番号(例 03-3000-0000)
EMAIL ADDRESS:メールアドレス
CREATE ACCOUNT PASSWORD:自分のアカウントにログインするときのためのパスワード※

※Volumeでは、入力いただいたメールアドレスをアカウント名にして、自動的にアカウントを作ります。注文後、このアカウントにログインすることで、注文履歴や、送付先の情報をいつでも確認することができます。

▼こちらに、日本の住所を、郵便番号から英語表記に変換してくれる便利なサイトがあります。
君に届け!

請求先と配送先が異なる場合は、□DELIVER TO A DIFFERENT ADDRESS? のチェックボックスをクリックすると、送付先の入力画面が現れますので、同様に各フィールドに入力します。

以上を入力したら、クレジットカード情報の入力に進みます。(Stripeとは、オンライン決済サービスの名前です)

CARD NUMBER:クレジットカードの番号
EXPIRY DATE:有効期限(月、西暦の下2桁の順で入力します。例 08/21)
CARD CODE:クレジットカードのセキュリティコード番号(クレジットカードに記載されている3あるいは4桁の番号です)

プライバシーポリシー、クッキーポリシーに承諾しましたら、□I’VE READ AND ACCEPT THE TERMS & CONDITIONS, PRIVACY POLICY AND COOKIES POLICY のチェックボックスをクリックします。

VOLUMEのニュースレターを購読したい場合は □SIGN UP FOR THE VOLUME NEWSLETTER のチェックボックスもクリックします。

PLACE PRE-ORDER NOW   をクリックして発注をします。

4. 完了


注文が完了すると、以下の画面が表示されます。
ファンドが期限内に目標額に達すると、本が発刊される旨のお知らせが届きます。


どうぞ楽しみにお待ちください。
 
 

Category: Design  News  Press

2018年09月21日

札幌美術展 五十嵐威暢の世界


 

2018年10月6日(日) – 11月25日(日)

会場
札幌芸術の森美術館

時間
午前9時45分 – 午後5時00分
(入館は午後4時30分まで)

観覧料
一般1,000円、高・大学生700円、小・中学生400円

休館日
11月3日以降の月曜休館

主催
札幌芸術の森美術館
(公益財団法人札幌市芸術文化財団)

Category: Exhibition

2018年06月26日

こもれび

滝川市のhotel miura kaenのロビーに作品2点を設置しました。

ホテルはロビーエリアをはじめとして客室40室を全改修し、さらに60室を一部改修するなどしています。 改修計画は飯田善彦建築工房さんです。

写真の作品は「こもれびシリーズ」と呼んでいる合板作品で、サイズは3mx2.3m。対流によって回転します。

こもれびの横壁にテラコッタ作品も設置しました。

この作品に近いものがGINZA SIXのオフィスタワーへ行くロビー階にあります。

Category: Art  News  Recent work

2018年04月26日

増毛駅の彫刻「テスミヌスへの願い」


photo by 窪田映子



JR北海道留萌線のかつての終着駅「増毛駅」が2016年の廃駅後100年前の姿を元に生まれ変わり、彫刻「テスミヌスへの願い」を設置する機会を得て記念式典に参加しました。
故 高倉健さんの映画「駅(STATION)」のロケ地としても人気の高い増毛駅。周辺には、ニシン漁が栄えた当時を偲ばせる建築や、名産の甘エビに日本最北の酒蔵「國稀酒造」など、この地ならではの観光名所があります。


photo by 双葉工業社 小林貞佳




photo by 萩原純敬




photo by 双葉工業社 小林貞佳

Category: Art  News  Press  Recent work

2018年04月06日

TAKENOBU IGARASHI: DESIGN AND FINE ART

五十嵐威暢の書籍が、2018年5月1日、ニューヨークのGRAPHIS社より出版されます。
デザインジャーナリストの臼田捷治氏が五十嵐にインタビューし、デザイナーとして、アーティストとしての仕事を丁寧に紐解いたテキストを英訳し掲載。また、世界の注目を集めることとなった1970〜90年代のデザイン作品から、ごく最近のパブリックアートまでを数多くの写真によって綴った大型本の英語版です。

TAKENOBU IGARASHI: DESIGN AND FINE ART

Takenobu Igarashi: Design Legend
Pre-order and Pay only $35


Retail price: $70
●  Graphis Professional Members: 50% discount automatically applied at checkout.
●  Non-members: 40% discount automatically applied at checkout.
●  Free digital copy with purchase of the hardcover book.
●  Order by Monday, April 16th, 12 PM EST to take advantage of this offer.


Tak is a designer whose design work seamlessly transcends into Art.
Kit Hinrichs, Designer & Principal, Studio Hinrichs

Tak Igarashi is unquestionably one of this century’s greatest designers.
B. Martin Pedersen, Publisher & Creative Director, Graphis
ORDER NOW

Category: Art  Design  News  Press

2016年04月21日

ARTFORUM

ロンドンを本拠として活躍する芸術家のマガリ・ロイスが、米国の美術専門誌、ARTFORUM (March 2016)で、彼女のベスト10を発表した。本人とは面識はないのだが、その2番目に五十嵐威暢のアルミニウム・アルファベット彫刻(1983)を選んでいる。
現在、世界が注目するアーティストなので嬉しい。

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Magali Reus
London-based artist Magali Reus is the recipient of the 2015 Prix de Rome for the visual arts. Her work has recently been the subject of solo exhibitions at SculptureCenter in New York, the Hepworth Wakefield in West Yorkshire, UK, and the Westfälischer Kunstverein in Münster, Germany.

TAKENOBU IGARASHI, “ALUMINUM ALPHABET,” 1983
The Japanese graphic designer is a contemporary proponent of the axonometric alphabet, used in the early twentieth century by members of De Stijl and the Suprematists alike. In the 1980s, he translated hand-drawn typographic forms into brushed-aluminum objects studded with hardware that, while rigorously precise, feature mysterious interplays of shadow and form. A wonderful example of this was the sculpture he produced in 1990 for Nike’s Air Max 180 shoe campaign, though it was only ever shown as a photograph. Igarashi’s works from the ’80s are fetishistic and tender, but they harbor at their core the futurist aspirations of a culture obsessed with the possibilities of robotics.

Category: Design  News  Press

2016年03月18日

ルーチェ・アルテ「ムクムク」

北海道新幹線の新駅である新函館北斗駅にルーチェ・アルテとして手吹きガラスとLEDによる新しいステンドグラスの作品を制作しました。過去のステンドグラス作品の枠を破り、矩形や円の額縁から解放された新たな挑戦で、珍しいものと自負しています。原画制作には、いつも通りに即興性と偶然性を取り入れました。谷口吉生さん設計の秋田市中央図書館(1982)以来の私にとって2作目の大きなステンドグラス制作となりました。

JR北海道のニュースリリースページ

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Category: Art  Recent work

eki clock 再生産

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eki clockは、札幌駅の東西コンコースにそれぞれ1点ずつ設置されています。モデルとしたのはスイスの駅時計。スイス国内のすべての駅に、大小3000点が設置されていました。ウォッチやクロックも生産されており、1980年代初頭、アラン・フレッチャーさんが愛用されていたウォッチを見せてもらった時に初めてその存在を知りました。シンプルで明快で強く優しいデザインは、スイス人デザイナーのハンス・フィルフィカーさんが1944年に手掛けられたもの。偶然にも私の生まれた年です。札幌駅の時計をデザインしたことをきっかけに、スイスの駅時計にならって、クロックとウォッチを開発しました。

designshop(こちらでeki clockをご購入いただけます。)

Category: Design

2016年03月17日

PARCO PART3のロゴ

パルコ・パート3のロゴの仕事はインテリアの監修をした倉俣史朗さんからの依頼でした。翌日にはデザインが出来上がっていたと思います。当時のパルコはTVコマーシャルが石岡瑛子さん、広告が浅葉克己さん。パート3の広告は戸田正寿さんがロゴを一杯に使った新聞全段のオープン告知広告をつくってくれました。
東京を訪れた外国人デザイナーの多くが訪れるスポットだったため、パート3のロゴはまたたく間に世界に知れ渡りました。
ロンドンのデザイン集団『TOMATO』は、このロゴを元に新しい作品を生み出し発表しています。

『TOMATO』結成25周年を記念しての展覧会(渋谷パルコにて 2016年3月12日~4月3日)

parco

Category: Design

2016年03月16日

Cooper Hewittのコレクション

1981年にアメリカの国立デザインミュージアム・クーパー・ヒューイット(ワシントンDCのスミソニアンのデザイン部門でマンハッタンにある)から手紙が届いて、立体アルファベットの小さな版画2点がコレクショに収蔵されました。その後もたびたび連絡があり、現在、版画、ポスター、プロダクトなど15点の作品が収蔵されています。そして、最近、美術館のホームページで一部の作品についてテキストと音声で解説がされるようになりました。35年間、絶え間なく充実への努力を続ける美術館に敬意を表したい気持ちです。

Cooper Hewitt

<記事の日本語訳>

進展の最中

「アメリカ西海岸のグラフィックデザイナー」は、五十嵐威暢がウェストコーストのグラフィックデザイナーを日本の読者に紹介する出版物を促進するため、1975年にデザインしたポスターである。特集されているデザイナーの名前のイニシャルを立体的で彫刻のようなアルファベットで表現することによって、そのシンプルな構図に遊びの楽しさが加わっている。また、ウェストコーストの穏和な気候と陽気なオプチミズムを呼び起こす明るい配色は、アメリカのデザイン界に対する好奇心をそそう。

実に1975年は、五十嵐が後に彼のトレードマークとなる透視図法を使ったレタリングを探査し始めた年だ。彼の最初の試しみはアイデア紙130号の表紙である。同年のウェストコーストのポスターと比べると表紙のアルファベットははるかに単純で形も塊である。ラインホルド・ブラウン・ギャラリーのロバート・K・ブラウンは五十嵐の表紙のアルファベットの取り扱い方がロシアの前衛デザイナー、エル・リシッツキーが1922年にデザインしたブルーム紙(Broom)の表紙に著しく似ていることを指摘している。

ブラウンによると、字体の持つ装飾的要素に対する五十嵐の強い関心は、文字の実験的な用法を試みた1920年代のヨーロッパの前衛芸術運動と関連しているとのことだ。当時のグラフィックデザイナーにとって文字はただの実用的なコミュニケーションの道具であった反面、多くのキュービストや未来派、及びダダイストの画家たちは表現の要素として文字を用いた。

しかし決定的なのは、五十嵐はただ過去のモダンアートとデザインにおいて確立されたヴィジュアルランゲージを固守しているだけではないことだ。彼のウェストコーストのポスターは、単純な字体に複雑な構造を与えることによって装飾性を増し、実際にヴィジョンの拡張を達成している。また、彼の文字の展開はこの二点の作品に限らずこの先どんどんと発展していく。MoMA に依頼されたカレンダー・シリーズは五十嵐がどこまで文字の再発明を突き進んで探究したかを明らかにしている。

多くの意味で、彼のカレンダー作品は字体とかタイポグラフィーという言葉では表現できないほど複雑なイラストレーションである。初期の字体の化身との差異は著しい。

例えば1989年7月のカレンダーの数字は豪華な建築物あるいは遊園地の図面のようである。複雑で入り込んだ、かつ精密に描かれたディテールは見る者の想像力を掻き立て、いろいろな観点から数字を観賞することができる。実際、数字の建築構造の真っただ中に入ることまで想像できるくらいだ。

五十嵐が1980年代に文字の立体的なフォルムを追求していった結果、彫刻家として新たなクリエーティヴ・キャリアを打ち出したことは不思議ではない。 その後の作品が物語るように、彼のウェストコーストのポスターは確かにデザイナーとしての創造的転機であったと言えるだろう。彫刻的なアルファベットの構造は四次元の空間を示唆し、その後の制作活動の基盤となっている。五十嵐のアルファベットは従来のタイポグラフィーの限界を飛躍して進展していったのだ。

野見山さくら/Cooper Hewitt
2016年2月11日提載

Translation by Naoko Metzler

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Category: Design